貧血対策でおすすめの食べ物とは?≪広東風チキンスープ≫
貧血対策の食べ物として、鉄分が豊富に含まれる肉類や魚介類を摂取するよう心掛けているかもしれません。身近な食べ物では、
- 豚レバー
- とりレバー
- 牛もも肉
- かつお
- まぐろ
- あさり
などがあり、動物性たんぱく質やビタミンCといっしょに食べると吸収が良いとも言われています。
実は、日本だけでなくお隣の中国広東圏でも貧血の対策に良いとされる食べ物があるんです。
というのも、「医食同源」と言われるように中華食材にはたくさんの薬効が含まれるものがあり、その中には補血作用の食べ物があります。
ただ、直接食べたり、お湯で飲むのはちょっと…という食材も。そんなときにはスープにすると美味しくいただけます。
今日紹介するのは、広東圏では日常の食事の際に出てくるお手軽スープです。チキンベースのスープで、季節によって入れる具材を変えられるので、便利な一品というメリットも。
先ほどお買いものに行ったら新鮮なレンコンが売っていたので、今日はレンコンとチキンのスープにしてみました。でもその他の食材でもOK、たとえば冬瓜やきのこなどなど。
女性であれば貧血になりやすいとされる月経の終わり頃に、貧血の対策として作ってみるのはいかがでしょうか。
カルシウムも一緒にとれるスープなので更年期の方にもおすすめです。
《広東風チキンスープ》
材料:
- 鶏肉(鶏肉を骨ごと切ってあるものがベスト) 半身
- レンコン 1節(小さめなら2節)
- 生姜 スライス3~5枚
- 棗(なつめ) 5個
- 當歸(トウキ) 乾燥スライス 1枚
- 枸杞(クコの実) 10粒
- 土茯苓(ブクリョウ) 乾燥スライス1枚 or さいの目型 3~5個
作り方:
[下ごしらえ] 鶏肉をしっかり洗って、血合いや毛汚れなどを取る。生姜は洗って皮ごとスライス。レンコンは皮をむき食べやすい大きさの乱切りにし酢水に浸けておく。
- 圧力鍋に鶏肉とレンコン、漢方材料を入れ、浄水を適量入れる。
- 強火で圧力をかけ、圧がかかったら弱火にして3分ほど保ち、火を止める。
- 圧力が抜けたら、蓋を開け、上に浮いたアクを取り、塩と鶏ガラの素を味を見ながら適量入れる。(好みにもよりますが大体小さじ1~2杯ずつ)
出来上がり。
鶏肉の骨から出てカルシウムやコラーゲンと補血作用のある漢方薬剤のエキスがスープに染み出て、とっても美味です!
注意点:
圧力鍋がない場合は普通のお鍋で弱火でコトコト煮ましょう。最初に煮立った時にアクを取るのを忘れずに。
ちなみにトウキに関してですが、妊婦さんは流産の恐れがありますのでお控えくださいね。